かがみの孤城を読み終えたので感想【後半ネタバレあり】

かがみの孤城を読み終えたので感想【後半ネタバレあり】

どうもこんにちわ!子供3人の育児に奮闘中のYoshiです^^

隙間時間でふと小説が読みたくなりましたので、レビューも評価が良かった

『かがみの孤城』を読ませて頂きました。

あまり小説を読まずに人生過ごしてきたので、本当に読み切れるか心配していたのですが、、なんと2日で読み切りました。笑

当初の心配はどこへやら(;・∀・)

結論から言うと是非皆様に読んで頂きたい作品です!

っというか今更読んでる私が言うなって話ですが。笑
レビューの評価が良いのも頷きます(゚д゚)(。_。)ウンうん

ここでは『かがみの孤城』のあらすじや見所を紹介するのと
後半は読んだ後の個人的感想もお伝えしたいです。

なので後半はネタバレありますので、まだ読んでない方は是非作品を読んでから
目を通して頂く事を推奨致します!

そして少しでも共感できる所があれば嬉しいです^^

 

あらすじ

安西こころは中学一年生

四月の始業式から間もなく、不登校になり自分の部屋で1日の大半を過ごすようになったある日、突然部屋の姿見が光り輝く。

鏡に吸い込まれ、気付くと孤城の門前に倒れていた。
周りには同じ年頃の男女が7人

目の前にはオオカミの仮面をした小学生程の少女が立っていて、城の中にある鍵を見つければ何でも願いを叶える事ができると告げられる。

鍵探しには不思議な規則があり、
・期限は翌年の3月30日まで
・毎日9時から17時までの間、鏡から出入りが可能。
・17時を過ぎても城に居たらペナルティーがある。

何故自分が選ばれたのか、他6人との関係性は、もし鍵を手に入れたらどんな願いをするのか、、

ここが面白い!

登場人物1人1人個性がはっきり伝わるため物語に没頭し易い

特徴ないキャラばっかりだとそれは退屈になってしまうので、これはめっちゃ重要(個人的にね)

登場人物が多い作品だと思ったのですが、意外や意外。そんな事気にならないぐらい頭に入ってきます。

それもこれもキャラ立ちがしっかりしているからこそです!

それぞれ悩みを抱えて城に来ている。その理由が分かるにつれてどんどん惹き込まれていく事間違いなし!

程良いミステリー要素が更に夢中にさせる!

小説初心者の私が本格ミステリーな難解な物語だと、途中で頭が付いていかず挫折してしまいます(^^;

ですが、『かがみの孤城』はそんな私にでも優しい、親切設計な作品なんです!笑

ちゃんと伏線が分かりやすく回収されるし、「部屋の姿見から出入りできるお城で鍵を探す」っていうファンタジー要素が気になってどんどん読み進めちゃう!

このファンタジーとミステリーとの塩梅。絶妙です!

中学生という思春期真っ盛りの主人公の心情が心揺さぶられる!

たぶん作者様がメインで伝えたいのはこの部分で、
中学生のまだ大人でもなく、子供の純粋さもなくなった何とも言えない時期の周囲の環境に馴染めない葛藤や、苦悩だったりを描いているので、自分の学生時代を思い出して深く考えさせられました。

そういう意味では少し読み辛さを感じられる方もいるかと思います。

こんな方に読んでもらいたい!

・ファンタジーや童話が好きな方

・最近孤独を感じている方

・心温まりたい方

・これから小説を読み始めたいと考えている方

是非!

【ここからネタバレ】読み終えた感想

ここから作品のネタバレ込みの感想になるので、

ここまで読んで作品を読んでみたくなった方は是非読んだ後に戻ってきてください^^

少しでも『それ分かる!』って思ってくれると嬉しいです。笑

実は読み進めた途中で『それぞれが生きてる時代が違うのかな?』って薄々思っていました。

やっぱり会話の中でちょっとした認識の違いが所々あるので
マサムネが思った『パラレルワールド説』より真っ先に『生きてる時代が違う説』が思い浮かびました。これ私だけではないはず。

なので物語の最終局面で明かされた時は驚きというより『やっぱり!』ってちょっと優越感に浸りました。笑

ただ、それ以上にいっぱい伏線が散りばめられていた事に驚きましたね。

孤城のモデルになったドールハウス

なんで3月31日までじゃなくて3月30日が期限なのか
(でもこれはリオンのお姉ちゃんの死んだ日って分かる要素はそれまで無かったので分らなくて当然だけど)

こころという主人公だけど、何かの理由で不登校になったり、自分に自信が持てなくなってひどく落ち込んだり、周りに分かってもらえなくて塞ぎ込む事って凄く共感できるというか。

自分に置き換えしやすいキャラクターだなって思いましたね。
不登校までとはいかないにしろ似たような経験がある方は少なくないと思います。

だからこそこの作品を読んだ後は、ちょっと前向きに考えられる事ができる気持ちになれるし、友人や家族のありがたみも感じられますね。

欲を言うとね。理音の視点でかがみの孤城を読んでみたい!笑

9割こころ視点で書かれているからこそ周りの心情が分からなくて葛藤するみたいな描写が良い味を出している作品なんですが、 理音の視点 で一から見れたら絶対楽しいだろうなぁなんて。笑

まぁね。色々書いちゃいましたが。あれです。展開が気になりすぎて一気読みですよ。笑

また機会があれば他の小説も感想を書いていきたいと思いますので、もし良かったらまた見てくださいね^^